おじいちゃんの「洋食や」
たいめい軒主人だった茂出木心護の著書『洋食や』(中公文庫 電子版あり)の解説は、詩人の高田敏子が書いている。
「茂出木さんは昭和六年中央区新川に「泰明軒」を開店されて、
深川八幡も永代橋も、私にはなつかしく、
茂出木心護と高田敏子は、
『洋食や たいめいけん よもやま噺』(茂出木心護 角川ソフィア文庫)には、「
「昭和の六年ごろ、
明治生まれの茂出木が、「六人でいっぱいの店」
池波正太郎の『日曜日の万年筆』(新潮文庫)には、「むかし、
中公文庫の『洋食や』にも書かれているが、
武田の書いた「市井時」や、「朝の草」などを読むと、
「ほらこの手首、痩せちまって、ちょうどマッチ箱の幅ですよ」
「おじいちゃんの顔、今でもはっきり覚えている。
軽妙洒脱な人柄が表に立っていたが、
2014.7.24