2010-08-31 ■ 終劇 道は どこにでもあったろう 枯れたものをかきあつめ 華やかに 焔をたてようとも 濁世に浸かり 人より強かろうと 歳月は来たのだ 地に陽を当てねば 根は一面 絶えるだろう 苦が怖くとも これからの距離は それより先はのびない 文字盤のない時計は 死はまだかと 案外陽気に 時をうつ その音ごと 手首に嵌めては 朝にでて 置き忘れた塵のことを 思い返したりする