今日の孤島



こんなことを
おまえのそぼに
おまえのいもうとに
おまえのははに
おまえのむすめに
たのめるのか



ながたらしい
くえきのときに
なんべんもあたまに
めぐったかんがえ
いまは
しかし



そふにいいはれるのか
ちちにつげられるのか
むすこのあたまのうえに
なにかがふってきても



それは
とりきめだからと
なげやりにいきる
それは
すすめなのか



私達は
血だけでささえられているわけではない
あなたの
親であり
子であり
先祖になるのである



打算を掲げて
根無し草で生きよと
そう
ひとびとは語りはじめた
この地の掟など
もう要らない時がきたのだろうか