生涯をかけて寄り添うものから
なぜに
逃れる手段を
探し
あるいは
さまざまに現れる
乗り換えのプレートを
忙しく見ているのだ


仕方なく
一生ものとして
身近なものを見つめるならはじめから
手を離さなければ
いいものを


子どもは砂場に立ちつくし手をかじかませ
待ちすぎて
贈られるはずの
リボンはもういらなくなり気をとられて
一生を送る
練習を始めるのだ


一体
誰からの願いが
届きつつあるのだろうか
この世では
滅んでもいいだなんて