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1256599412*朝の路上
暗い水脈を分け合って
飲んでいたが
咳が続いて忘れてしまった
自販機前で
手をついていると
奥さんらが小旗を持って路上の露を踏んでいく
葛根湯くさい
鞄を抱きかかえる
そば
落葉まみれのバスが
しゃっくりのように止まり直す
今日のまかないのみに生きる
そんな
こころもちで
ちぢれた
エンジェルトランペットを肩で推して
揺れる
足を早めているが
影は一枚の葉のように
貼りついて
所在がない
去らない眠気に
メールを損じてしまった
詰まらない。
言いたりないことを
書いておいたのに