旅を終えて

高遠を離れ、伊那に戻ってきました。高遠も伊那も金物屋と昔ながらの洋品店が目につきます。驚いたのは伊那には駅四方に三軒書店の路面店があり、うち2軒は昔ながらの書店。この個人店がなくなるご時世に大健闘です。長野は読書をする人が多いと小学生の頃に聞きましたが、今でもそうなんでしょうか。昨夜、ニシザワ書店で文芸の棚に年輩の女性が何人もかがみこんでいたのが、印象的でした。長野はミセス=実用書ではないのですね。
ブックフェスティバルのポスターの大きいバージョンは高遠で撮ったのでしょうか?すこし寂れた感じの背景が心惹かれます。伊那市も撮る人が来たなら、うかうかできないくらい町が魅力的です。寂れてるけど商店は生きて昔のまま使われているところがただシャッター通りになってしまった地方の町とは少し違います。町の印刷屋とか紙や額縁の専門店、そして個人の写真館の多いこと!私は携帯のカメラ機能しか持ってないのですが、急に伊那では写真欲にとりつかれてしまいました。そして建物ばかり撮って歩いていたら、やはり集団で建物を撮り歩いている一団が。やはり他の人にとっても写真欲がかきたてられる街並みのようです。
帰りの高速バス乗り場で長野の新聞の一面にブックフェスティバルの記事が!第一回が盛況だったということで、ほんとうに良かったですね。楽しい場を体験させていただき、ありがとうございました。