詩集を手渡す

昨晩は音羽館さんに詩集を置いていただくにあたってのご挨拶の手紙をお送りして、投稿している婦人公論の選者井坂さんにも、感謝の気持ちをこめて詩集を送らせていただいた。
そして今朝は高校時代からの友人に、一冊詩集を作る。なんだか海苔巻みたいだけど。
高校の同じ学年での文芸部員は四人で、現在この世で連絡をとれるのは三人となってしまった。今日会うSさんとはクラスも卒業後の住む場所も違うが、ずっと連絡を取り合っている。「接触」の詩は彼女が進呈してくれた「鳩よ!」からひき写したものだ。去年は一緒に中国・烏鎮に行き、今回の詩集「五輪の日」はその時の印象が題材になった。今日は和紙の町、美濃市のインター付近にあるケーキ屋「りんごの木」で落ち合って、詩集を渡した。Sさんはブログのほうで詩を読んでくれているようだったけれど、私がケーキを食べる間、詩をまた読みこんでくれていた。昔の「未練」とか「接触」はちょっと詩集になじまないんだけどね、と思うところを言うと、Sさんは昔の詩も好きだと言ってくれ、「コンフィチュール」と「喫茶つくし」も面白いと言ってもらえた。また「コンフィチュール」の題名は、乙女は分かるけれど、知らない人もいるのでジャムの瓶の挿画があればとか「thunder road」の「キールン」は何か?とか読者としての意見ももらえた。ちなみに「キールン」は、「基隆」で台湾の地名。
今回のバージョンは、まあこのままだけれど、また次回に、今の詩集で聞いたことを反映させたいものだ。