今日の月 梅酒の瓶から つまみあげた拍子に しずくが 落ちてくるような ストーブの灯油が ゆっくり巡る音を 幾夜も聞き 綴じ紐をひっぱり 年少いゆえに 尽きてしまう言葉に 焦れていた 爪の 飢餓線がなくなり 不似合いな 年輪を巻きつけ 古い葉を繁らせ やわ…
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