ぷつりと採れば 銀の産毛をたてた肌に 被さった緑から 落ちては転がる しずく しずく 竹串で蔕をつつきながら 何の歳月を問えば いいのやら 今のところは粗塩 で揉んで 太陽の日まで 棚上げの持ち越し 紫蘇が十の指に 絡めた色素は 古いくちづけの痕のようだ…
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