この身体を透かせば 宇宙から飛散した成分が 残らず見つかるという 夜が しみわたった 七月の大気は 湿ったシーツのようで 束の間 細い口笛で 星の歌を鳴らせば 血を食んで生きている ことを 忘れられるだろうか
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